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天城薬草園より、当帰の開花・・・

2023.5.29

天城薬局の裏には、付属薬草園がある。

伊豆半島の中央に位置する天城薬局の横には神社があり、裏には小川が流れ、初夏になると蛍が賑わう。現在付属薬草園には、当帰、芍薬、柴胡が栽培されており、梅雨時になると当帰は開花を迎える。天城当帰は実に旺盛に茂っているが、実は畑には化成肥料はもちろん堆肥も入れず、農薬も使用せず、入れているのは冬場の落葉のみである。

ご存じの通り植物には“酵母菌”というバクテリアが存在し、有機物を発酵させ、色々な栄養を産み出す。多量の落葉が折り重なってできた土壌で、薬草達は病気にもならず、すくすくと元気に育っているようだ。

我々人間も、とかく“栄養”というとサプリメントを思いがちだが、発酵の重要性、すなわち食物繊維の摂取がいかに大事かということを畑は教えてくれている。

天城薬草園当帰の様子