漢方の考えに、身土不二（しんどふじ）という考えがあります。これは、自分の住んでいる土地でとれたものを食べるのが体に良いということ。

例えば、寒い地方でとれるものは体を温め、暑い地方でとれるものは体を冷やすといいます。

さて、現代人が好む砂糖の入った食べ物はどうでしょうか？砂糖はご存じのように、暑い地方で育つサトウキビから精製されたもの。その砂糖を、冷蔵庫で冷やして食す、アイスやジュースは当然体を冷やします。冬に風邪が流行するのは、人間の体が冷えて免疫力が落ちるためです。

皆さんも、普段の食事を少し心がけてみませんか？

写真は、天城薬局で育っている薬草当帰（とうき）です。当帰は根っこを薬草として使用しますが、血行促進作用があり、冷え性や女性の月経不順等に使用します。